【英語面接対策】“Tell me about yourself” に完璧に答える方法と回答例

【英語面接対策】“Tell me about yourself” に完璧に答える方法と回答例

May 2, 2025
英語面接

海外リモートジョブ向け完全ガイド

最初の一言があなたの印象を決める

海外転職、特に欧米企業との面接において、ほぼ100%の確率で聞かれる質問があります。

それが、「Tell me about yourself.(あなた自身について教えてください)」

一見シンプルなこの質問ですが、実は多くの候補者が的外れな答えをしてしまう難問でもあります。

本記事では、この質問に対するベストな答え方実際の回答例を、UXデザイナーエンジニアなどの職種を例に、分かりやすく解説します。

最後まで読めば、自分自身の経験を企業のニーズにマッチさせる答え方が身につき、採用担当者に「この人を雇いたい!」と思わせる自己紹介ができるようになります。

動画で視聴したい場合はこちら

なぜ「Tell me about yourself」が聞かれるのか?

まず理解しておくべきは、この質問の本当の意図です。

企業が「あなた自身について教えてください」と尋ねるとき、彼らが聞きたいのはあなたの人生のストーリーではありません。

彼らが本当に知りたいのは、「あなたがこの会社にどんな価値をもたらすことができるのか?」です。

つまり、「あなたは当社のどんな課題を解決できる人なのか?」ということを見極めたいのです。

この質問を聞かれたときには、自分のキャリアのハイライトを「企業にどのような価値を提供できるか」という視点で伝えることが重要です。

「Tell me about yourself」の構成:3つの柱

この質問に効果的に答えるには、以下の3つの要素を押さえた構成で話すのがベストです。

1.実績(Achievements)
 → どんな仕事をしてきて、どんな成果を出してきたのか?

2.専門性(Expertise)
 → 何が得意で、どんな強みを持っているのか?

3.キャリアビジョン(Career Vision)
 → 今後どのような仕事をしたくて、なぜこの会社に興味があるのか?

この3つを順番に盛り込むことで、「過去→現在→未来」という自然な流れで、あなたが企業にとって価値ある人材であることを印象付けることができます。

フルスタックエンジニアの回答例

例えば、あなたがフルスタックエンジニアとして応募しているとしましょう。

英語回答例:

"For the past five years, I've been working as a full-stack engineer, primarily focusing on developing large-scale e-commerce platforms. In my most recent project, I'm proud to say that we managed to boost system performance by 30% and increase user satisfaction by 20%.
One of my key strengths is my ability to tackle complex technical challenges. I also pride myself on my collaboration skills within a team. I'm always staying up-to-date with the latest tech trends and I make it a priority to write efficient, scalable code.
At this point in my career, I'm looking for opportunities to solve real-world problems using innovative technologies. I'm particularly excited about the prospect of contributing my technical skills to your company's cutting-edge projects."

日本語訳:

私は過去5年間、フルスタックエンジニアとして働いており、特に大規模なeコマースプラットフォームの開発に携わってきました。直近のプロジェクトでは、システムのパフォーマンスを30%向上させ、ユーザー満足度を20%改善することに成功しました。
私の強みは、複雑な技術的課題を解決する能力と、チーム内での高いコラボレーションスキルです。常に最新の技術トレンドを追い、効率的で拡張性の高いコードを書くことを心がけています。
今後は、革新的な技術を使って実社会の課題を解決する機会を探しています。貴社の先進的なプロジェクトに貢献できることを楽しみにしています。

UXデザイナーとしての回答を作ってみる

では次に、UXデザイナーを例に「Tell me about yourself」の回答を構築してみましょう。
以下の3つの質問に、自分なりの答えを出してみてください。

1. 「実績」

これまで何をしてきましたか?
またはそのキャリアを選んだ理由は?

例:
私は過去5年間、テクノロジー企業でUXデザイナーとして働いてきました。この間、モバイルアプリやWebサイトのUX改善に携わり、ユーザー満足度を30%向上、アプリのリテンション率を50%改善する成果を上げました。

2. 「専門性」

あなたが今やっていること、得意なこと、一番誇りに思っていることは?

例:
特に視覚障害を持つユーザー向けにアプリを最適化したプロジェクトでは、スクリーンリーダーとの互換性を100%にすることに成功しました。この取り組みが評価され、当社のアプリは業界でもっともアクセシブルなアプリの1つと認識されました。

3. 「キャリアビジョン」

新しい職場で何を達成したいですか?

例:
今後はより規模の大きなプロジェクトに携わり、革新的なUXデザイン手法を追求したいと考えています。貴社の先進的な開発環境は、それを実現できる理想的な場所だと感じています。

英語でまとめた完成回答:

"Over the past five years, I've been working as a UX designer in the tech industry. During this time, I've been heavily involved in designing mobile applications and websites. I'm proud to say that I've managed to boost user satisfaction by 30% and improve app retention rates by 50%.
One of my key achievements was optimizing our app for users with visual impairments. We achieved 100% compatibility with screen readers, which led to our app being recognized as one of the most accessible in the industry.
Looking ahead, I'm eager to take on larger, more impactful projects and explore innovative approaches to UX design. I believe your company's cutting-edge projects and growth opportunities provide the ideal environment for me to achieve these goals."

この質問は「価値の証明」のチャンス

「Tell me about yourself」は、自分の価値を企業に伝えるための最高のチャンスです。
自己紹介をするだけではなく、

・何を成し遂げてきたか(実績)

・どんなスキルを持っているか(専門性)

・どこを目指しているか(キャリアビジョン)

を、簡潔かつインパクトある形で伝えるようにしましょう。

そして、完成したスクリプトは繰り返し練習し、自然に話せるようになるまで口に出してみてください。

英語が完璧である必要はありませんが、「自信」と「明確な意図」はしっかり伝わるようにしましょう。

英語面接対策ならこちらの動画も参考にしてみて下さい